下記にてKiCadでのガーバーデータの出力方法をご説明致します。
製造ファイルとドリルファイルの出力方法
①製造ファイルの生成
まず、基板レイアウトが完了しましたら、「プロット」のアイコンをクリックします。
「プロット」は、左上のファイルをクリックすると、下から3番目にあります。

※もしくは上記のアイコンをクリックでもOKです。

プロットをクリックすると、上記のような製造ファイル出力のページが表示されます。
下記の通り、選択し「製造ファイル出力」をクリックします。
■出力フォーマット:ガーバー
■出力ディレクトリー:「gerber」と入力する。
■含まれるレイヤー:こちらは、必要なすべてのレイヤーを選択します。
(例として、2層基板の両面実装の場合で下記を選択しています。
・パターン層・・・F.Cu, B.Cu
・シルク層・・・・F.SilkS, B.SilkS
・レジスト層・・・F.Mask, B.Mask
・基板外形層・・・Edge.Cuts
※その他必要な層(メタルマスク、寸法線指示などがある場合)
■フットプリントのリファレンスをプロット:選択する。
■基板外形レイヤーのデータを他のレイヤーから除外:選択する。
■Protelの拡張子を使用:選択する。
■プロット前にゾーンの塗り潰しをチェック:選択する。
このような形で、製造ファイルが出力フォルダ「gerber」に生成されたことを確認出来ます。KITCUTLABOが推奨するガーバー出力ファイル名も、Protelの拡張子を使用にチェックを入れることで生成されます。
生成されたファイル名のうち、
「Edge_Cuts.gm1」の拡張子「gm1」を「gko」に変更をお願いします。
「gm1」のままだと、KITCUTLABOで正しくガーバーファイルをアップロード出来ない場合があります。
②ドリルファイルの生成

「ドリルファイルを生成」をクリックします。

ほぼデフォルト通りですが、赤枠の部分を選択し、「ドリルファイルを生成」をクリックすると、「メッセージ」に「ファイルを作成~~~」と記載されるので閉じるをクリックし、完了です。
■出力フォルダ:「gerber」と記載されているのでそのままでOK。
■ドリルファイルフォーマット:「Excellon」を選択する。
■PTHとNPTHを一つのファイルにマージ:選択する。
■長円穴ドリルモード:「routeコマンドを使用(推奨)」を選択する。
■マップファイルフォーマット:「PostScript」を選択する。
■ドリル原点:「絶対位置」を選択する。
■ドリル単位:「mm」を選択する。
■ゼロの扱い:「小数点フォーマット」を選択する。

出来上がったファイルをZipまたはRar圧縮ファイルにし、早速KITCUTLABOでアップロードしてみましょう!


